断熱性能はそこそこで良い?
先に私のスタンスを
スーパー工務店と契約した過去があります
私は地元の高性能住宅をうたっているスーパー工務店と契約したことがあります。
- 許容応力度計算で耐震等級3
- 断熱性能はHEAT20 G3
- 気密C値0.5以下を保証(2回の気密試験)
- 床下エアコン
もともと、高性能な家が欲しいと思っていました。
実物の見学会にも行って、本当に家の中が暖かかったです。
一条工務店の工場へ
実際に体感しないと分からないと思って、一条工務店の工場へ行きました。
そこで、全館床暖房を体験しました。
やっぱり、良いですよ。
床からじんわり暖かいのは。
そして、積水ハウスで家を建てる
なんだかんだあって、最終的に積水ハウスで家を建てました。
性能はそこそこです。
断熱性能はHEAT20 G2、気密C値は1.4です。
実際に住んでいて、快適です。
もちろん、冬の暖かさ具合で言えば、スーパー工務店や一条工務店には劣ります。
現実は
断熱性能はある程度は必要だと思います。
でも、そこから先は住んでみると気にならないものです。
今でも気密測定しないで家を建てているハウスメーカーはたくさんあります。
でも、きっと多くの方が今も幸せに暮らしていますよ。
家の断熱性能と寿命はあまり関係ない
いくつか、巷で出回っているプロパガンダを紹介します。
私が言いたいのは「家の性能が低いからと言って死ぬわけではない」ということです。
ヒートショックの死亡者数は2万人ではない
よく家の断熱性能の話をするときに、ヒートショックを持ち出されることが多いです。
実は、ヒートショックの影響による死亡数は、現状明らかになっていません。
入浴中の死亡者数は年間1万9千人いるとも推計されたことがあり、お風呂で多くの方が亡くなっていることがわかります。
よく、ヒートショックによる死亡数と入浴中の急死者数を同一に取り扱われていることがありますが、後者の中には、転倒等の理由が含まれているという点がポイントになります。
つまりは、すべてがヒートショックで死亡している方の数というわけではないのです。
何より、ご高齢の方がそういった事で亡くなられるのを、寿命と呼ぶのではないでしょうか。
最近は日本の社会保障制度、後期高齢者医療制度の問題がクローズアップされるようになりましたよね。
現在、9割の日本人は寒い家に住んでいる
実は、家の高断熱化が進むようになったのは直近数年の話です。
今でも9割の日本人はリビングが18℃以下になる寒い家に住んでいます。
それでも、日本人の平均寿命は伸びている
海外と比べて、日本の住宅は寒くて、小さくて、長持ちしなくて、住みづらい。
そう言われ続けてきました。
しかしながら、そんな寒い家に住み続けても、日本人の寿命は伸びているのです。
家の断熱性能なんてそんな気にしなくても、大丈夫ですよ。
断熱性能はそこそこで良い?
結論、そこそこでOKです。
生きていく上で、断熱性能を必要以上に上げる必要はありません。
不快にならない程度で良いのです。(もちろん、個人差あり)
各部屋にエアコンが付いていれば、何とかなります。
人それぞれ
本当に、どんなに家の性能について説明しても、
- 大手が良い
- オシャレなのが良い
- 性能より安い方が良い
って言う人もいますし。
それはそれで良いかなと思います。
断熱性能はそこそこで大丈夫です
今の時代に、多少、性能が低いからと言っても、昔に比べたら高性能住宅です。
安心して住んでください。
最後に一言
もちろん、性能が低いと、足元が寒かったりすると思います。
カゼもひきやすくなるかもしれません。
全館床暖房、パッシブハウスの快適さを知ったら、嫉妬するかもしれません。
全て、あなたの選択です。
良いも悪いもありません。