注文住宅を探す人のNG行動3選
私は2023年9月に積水ハウスで注文住宅を建てました。
今は妻と子の3人暮らしですが、非常に満足しています。
後悔ポイントは無いと言って良いでしょう。
世の中には超高性能な住宅を提供している工務店が多く存在します。
それに対し、積水ハウスのような大手ハウスメーカーは断熱性能で劣っています。
しかしながら、私はそれを承知の上で積水ハウスを選択しました。
積水ハウスの性能はそこそこですが、冬でも家中が暖かく仕上がっています。
もちろん、電気代も安いです。
私はしっかりと家づくりの勉強をしましたので、素敵な「夢のマイホーム」が手に入りました。
これから家を建てる人に向けて「家づくりの真実」を発信していきます。
注文住宅を探す人のNG行動
はじめに
注文住宅で後悔する人は、必ずと言っていいほど、最初に間違った行動をしています。
断言します。
最初の動き方を間違えると、理想の家は建たないです。
そして、取り返しはつきません。
この記事はハウスメーカーや工務店との「契約前」に読んで欲しい内容となります。
最初に結論を述べます
これから家づくりをする人のNG行動はこの3つです。
- 資金計画を他人に任せる
- 家づくりの勉強をせずに契約する
- 注文住宅を建てる
この数年、あらゆる施主の後悔ポイント情報、工務店社長系インフルエンサー、大手HM営業マン系インフルエンサーの情報発信をチェックし続けてきました。
また、私は自らも2023年に注文住宅を建てています。
家づくりの途中で100万円を払って工務店を解約するという失敗も経験していますが、最終的には満足できる家ができました。
3つ目の「注文住宅を建てる」はちょっと変化球ですが、どれも是非知っておいて欲しい内容になります。
とにかく資金計画が最も大切
私は自分で家を建てて、改めて実感しました。
世の中、お金が全てです。
注文住宅は贅沢品
住む場所は注文住宅である必要はなく、賃貸やマンションで良いのです。
30坪の注文住宅でそれなりの家を建てようとしたら、建物だけで3,500万円は覚悟しないといけません。
今はそれくらい住宅価格が値上がりしています。
この値上がりの傾向は今後も継続していきます。
それがインフレというものであり、政府や日銀が目指している世界です。
夢のマイホームとはよく言ったものです。
注文住宅は誰でもが購入できる代物ではありません。ただの贅沢品です。
注文住宅を建てられるのは裕福な家庭のみ
3,500万円の家を買おうと思ったら、住宅ローンは月々10万円程度です。
土地代が2,500万円だったとしたら、合計で6,000万円ですので、月々17万円程度です。
さらに維持費(年間で30万円程度)も加えると、だいたい毎月20万円です。
並のサラリーマンには払える金額ではありません。
住宅ローンが6,000万円の場合、30代で年収が800万円、40代で1,000万円に届く人にしか返済は難しいでしょうね。
注文住宅は、それぐらい裕福な家庭の話です。
ライフプランナーの言うことは信じてはいけない
どんなに長期的な計画も5年もすれば、大かれ少なかれズレてきます。
日本のインフレがどこまで進むかなんて誰も見通せません。
日本の社会保障制度が変わってしまった場合、老後の資金計画も変わってしまいますよね。
公務員でない場合、自分の給与カーブがどうなるか、今の時点で分かる範囲は数年先程度でしょう。
転職の可能性もありますから。
公務員だとしても、不確定要素はあります。
子供が勉強熱心に育ってしまって、莫大な学費が掛かってしまうかもしれません。
将来のことなんて、そんな確実には見通せないものです。
だから、ライフプランナーの言うことを間に受けてはいけません。
資金計画は100%自己責任です
では、資金計画はどうすれば良いのか?
と言われそうですが、当たり前のことです。
他人に頼らず、資金計画は自分で考えてください。
そして、自分の責任で住宅ローンの金額を設定してください。
数千万円という住宅ローンは、いざという時、誰も助けてはくれません。
100%自己責任で決めてください。
それができないならば、家を買ってはいけません。
家づくりの勉強をせずに契約することが、どれだけ危険か
スマホは買い替えることができます。
おそらく、多くの人が3台目あたりで、自分に合うスマホが購入できるようになるのではないでしょうか。
でも、家は簡単に買い替えることははできません。
健康と家の関係
少なくとも、生きている時間の半分程度は家の中で過ごします。
ですから、家の中の空気、温度、湿度はとっても大切です。
冬に風邪を引くのは、寒くなって、乾燥するからです。
冬でも家中暖かくて、一定の湿度が保たれていれば、風邪も引きにくくなります。
しかし、多くの住宅会社は冬に寒くて乾燥する家を建てています。
冬でも暖かい、湿度も管理されている、良い家づくりをしているハウスメーカーや工務店はほんの一部です。
これがリアルです。
住宅展示場は危険がいっぱい
皆さん「住宅業界の闇」はご存知でしょうか。
住宅展示場という場所は「住宅業界の闇」そのものです。
大手のハウスメーカーの営業マンは日々、厳しいノルマに追われています。
その中でお客様に真摯に向き合って、良い家を建ててあげようと思っている人は少ないです。
はっきり言って、大手のハウスメーカーの営業マンは全員、売上至上主義です。
もっと言えば、大手のハウスメーカーの幹部クラス(経営陣)は、もっと売上至上主義です。
そんな数字だけを追い続けている営業マンが集まっている場所、それが住宅展示場です。
ゆえに、住宅展示場に行く客は「カモ」なのです。
人によって言うことが違うので、住宅迷子になる
そして、いざ、注文住宅に関して情報収集してみると困ったことになります。
家の性能に関しては工務店社長系インフルエンサーも、営業マン系インフルエンサーも、設計事務所系インフルエンサーも、それぞれ言うことが違います。
ちょっと情報収集したくらいでは、誰の言っていることが正しいのか見分けることはできません。
何を信じれば良いか分からなくなると思います。
これが住宅迷子です。
注文住宅に正解はない
これは知っておいてください。
大前提として、注文住宅に正解はないです。
家の性能に関して、日本国内で盛り上がってきたのはここ数年の話です。
どの工法が優れているか、本当の結論が出るのは数十年も先のの話です。
また、技術革新(3Dプラインターなど)によって住宅業界もゲームチェンジしてしまうかもしれません。
よって、その時代、その時代において、注文住宅に正解はありません。
数ある選択肢の中から、自分で考えて選択するしかないのです。
もう一度言います、注文住宅は100%自己責任です。
どうすれば良いか
信じられるのはハウスメーカーや工務店が公表している仕様、性能、過去事例だけです。
家の仕様とはこういうことを指します。
- どんな工法を使っているか
- どんな素材を使っているか
- 断熱・気密・耐震・換気はどうか
- どんなデザインを得意としているか
後悔しないためには、ひたすら知識を身につけて、自分でこれら判断できるようになるしかありません。
その場合、家づくりの勉強は1年かかると覚悟してください。
もちろん、全て勉強しなくても大丈夫な方法もありますが、それは別の記事にて紹介していきますね。
注文住宅はやめとけ
これを言ったら元も子もないですが、真実です。
将来のことを考えた時に最もやらない方が良い行為とは、注文住宅を建てることです
将来のことを考えた時に最もやらない方が良い行為が「注文住宅を建てること」です。
リスクでしかありません。
駅前の築浅マンションを買う方が資産価値を考えたら圧倒的に有利です。
他の選択肢を検討せずに「注文住宅を建てること」はNG行為です。
資産価値
注文住宅は金銭的に何のメリットもありません。
住んだ瞬間から、資産価値が一気に下がってしまいます。
あとは、莫大な借金を抱えるだけです。
そんな選択はしないに越したことはありません。
私が注文住宅について相談を受けたら、まずは諦めさせようとします
当たり前ですよね。
これが最も相手のことを考えた場合の行動だと思っています。
「損をしても構わない、どうしても自分の家が欲しいんだ!」
という気持ち、かつ、金持ち、これが注文住宅を買うことの前提条件です。
まとめ
今回は「注文住宅を探す人のNG行動3選」ということで紹介してきました。
- 資金計画を他人に任せる →自分の人生です、資金計画は自分で立てましょう、100%自己責任です。
- 家づくりの勉強をせずに契約する →自分の家です、家づくりの勉強してから家を建てましょう、100%自己責任です。
- 注文住宅を建てる →まず、賃貸・マンションを検討しましょう。
家づくりは本当に奥が深いです。
本気で勉強していたら、あっという間に1年が経過してしまいます。
でも、ご安心ください。
私の記事を読んでいただければ、その期間は1ヶ月程度です。
別に「積水ハウスで家を建てましょう」とは言いません。
あなたに合ったハウスメーカー・工務店・設計事務所が必ず存在します。
それでは、今回はここまで。