令和4年7月10日 参議院選挙

令和4年7月10日 参議院選挙

参議院選挙の仕組み

参議院議員の任期は6年で、3年ごとに議員の半数が改選されます。

これは、議院の継続性を保つとともに国会の機能の空白化を防ぐことを目的としているからです。

参議院は衆議院のように解散がないので規則正しく選挙が行われます。

参議院の定数は今回から248になりました。

従って、参議院選挙では改選数は248の半数となる124(選挙区74、比例代表50)となります。

なお、今回の参議院選挙では、神奈川選挙区で欠員となっている非改選の1議席の選挙も同時に行われるため、125人(選挙区75、比例代表50)が選ばれることになります。

令和4年7月10日 参議院選挙の結果

自民党が119議席、公明党と合わせて与党で146議席の大勝利でした。

個人的にはNHK党のガーシーに投票しましたので、ガーシーが当選してくれて、本当にうれしかったです。

ガーシー議員の誕生

もし、日本を変えられるとしたら、ガーシーしかいないと私は考えて、彼に投票しました。

ガーシーの公約は「暴露」です。

芸能人、経済人、政治家のスキャンダルを「暴露」することが、彼の公約でした。

自民党が参院選で圧勝することは投票前に決まっていました。

岸田内閣は親中増税の政権です。参院選が終われば次の選挙まで3年間、日本の政治は動かせません。

あまり良い未来は想像できない状況でした。

そんな時にさっそうと現れたのが、ガーシーこと東谷義一です。

彼がターゲットとしたのが岸田総理の右腕である木原誠二官房副長官でした。

もし、木原誠二官房副長官のスキャンダルが発覚したら、岸田政権にとっては大きな痛手です。

他にも「金」や「女」にまみれた政治家をめくれば、日本の政治は本当に変わるかもしれません。

そんな希望を抱いてNHK党のガーシーに投票しました。これからが楽しみです。

自民党の動き

良くも悪くも、日本の政治は自民党によって決まります。

なぜなら、政権与党は自民党だからです。

2022年7月の参院選に至るまでの自民党の動きを簡単に振り返ります。

2021年9月に菅総理の退任が決定

2020年9月14日、安倍総理大臣の代打として就任した菅総理大臣は見事に総理としての仕事を果たしました。

しかし、新型コロナウイルスへの対策として過度な対策は講じず(緊急事態宣言は見送り)、経済活動を優先させたため(政策としては正しい)、メディアにボロカスに叩かれました。

最初にファイザーからワクチン輸入の約束と取り付けてきたのは菅さんなのですが、そんなことは評価されませんでした。

そして、東京オリンピックを開催したことに対して、さんざん叩かれました。

「なんでコロナ禍でオリンピック開催するんだ」と、東京オリンピック開催前の世論調査では7割が開催に反対でした。

結果、2021年8月には新型コロナウイルスのピークというのも相まって、菅総理の支持率は急落(支持34%、不支持56%)してしまい、2021年10月の衆院選(任期切れ)では菅総理の元では戦えない、という空気になっていました。

2021年に自民党の総裁選が行われましたが、菅総理は出馬を見送り、ここに退任が決定しました。

誰よりも聞く耳を持つという最も無害そうな、岸田総理が誕生

2021年9月の自民党総裁選は、岸田文雄、高市早苗、河野太郎、野田聖子の4人で争われました。

自民党の総裁は派閥の指示をどれくらい得られたかで決定します。

派閥誰を指示したか
細田派自主投票(安倍総理は高市を支持)
麻生派河野か岸田を基本的に支持
竹下派大半が岸田を支持
二階派自主投票
岸田派岸田を支持
石破派自主投票
石原派自主投票

1回目の投票結果は、岸田(256票)が1位、河野(255票)が2位、高市が3位(188票)、野田が4位(63票)となりました。

ただし、1回目の投票で4人の候補者のいずれも過半数に届かなかったため、岸田、河野の上位2人による決選投票にもつれ込みました。

投票の結果、岸田が257票を得て河野の170票を上回って勝利しました。

最も派閥の指示を集めた岸田が勝利した構図でした。

立候補者が乱立すると、人畜無害な人が選ばれるの法則に当てはまりますね。

2021年9月29日、岸田文雄氏が第27代総裁に選出され、第100代総理大臣となりました。

2021年10月31日、衆議院選挙が行われ、岸田総裁の率いる自民党が261議席/465議席と圧勝しました。

参院選までの岸田内閣の戦略

とにかく何もしない。

そして、ワイドショー政治、世論迎合型、とにかくメディアに叩かれないようにしました。

コロナ対策としては、2類から5類に下げることはせず、ワクチン接種を推奨するだけで、個別の対策は都道府県に丸投げしました。

2022年2月からロシアによるウクライナ侵攻もあり、話題はそれ一色になりました。

経済対策は、ガソリン高騰への対応として、ガソリン会社に補助金をばら撒くだけでした。

トリガー条項の発動や、ガソリン税の停止などの抜本対策は講じませんでした。

そして、来る7月の参院選にて、自民党は圧勝しました。

黄金の3年間の到来です。

安倍元総理の暗殺事件

2022年7月8日、参議院選挙中に奈良で演説をしていた安倍元総理が凶弾に倒れるという悲劇が起きてしまいました。

犯人は山上徹也容疑者(41)です。

本当に許せません。

このことは、色々なことが絡んでいますので、別の記事で書きたいと思います。