太平洋戦争の大嘘(藤井厳喜)

日本はハメられた
ABCD包囲網によって、日本は窮地に立たされ、資源を求め自ら外に攻めていくしかなくなった。
そんなように私は、太平洋戦争の契機を覚えていました。
ですが、ルーズベルトによって日本がハメられた。それが太平洋戦争の真実だったのです。
フーヴァー大統領の告発
ルーズベルトはその後1933年から1945年にかけてアメリカ大統領を務めました。フーヴァーはその直前の1929年~1933年にアメリカの大統領を務めました。
この本『太平洋戦争の大嘘(藤井厳喜)』は、そのフーヴァー元大統領が書いた『フリーダム・ビトレイト(Freedom Betrayed)』という書籍が情報元になっています。
"Freedom Betrayed" とは日本語訳で「裏切られた自由」です。
内容は、特にそれまでの一般アメリカ人が持っていた第二次世界大戦の歴史観、いわゆるルーズベルト史観に対して非常に挑戦的な内容でした。
フーヴァーは1964年10月に亡くなるのですが、そのときすでにこの本の執筆は終えていました。しかし、それから50年近くもの間、出版されることはありませんでした。
ルーズベルト史観
なぜ、ずっと出版されてこなかったかと言うと、内容があまりに衝撃的だったからです。
現代においても、多くのアメリカ人はルーズベルト史観を信じています。
ルーズベルト史観とは概ね、以下のようなものです。
第二次世界大戦というのは、ファシズム、軍国主義とデモクラシーの戦いであったんだというわけです。アメリカをはじめとする連合国が、日本の軍国主義、ドイツのナチズム、イタリアのファシズムをやっつけたのは、全く正しい、正義の戦いであったのだという歴史観が、今日も主流を占めているということです。
しかし、フーヴァーは「そもそもアメリカは第二次世界大戦を戦う必要がなかった」と言うのです。
この1冊を読むことで、第二次世界大戦の真実に迫ることが出来ます。