国連の正体(藤井厳喜)

今回紹介するのは、藤井厳喜さんが書いた『国連の正体』です。
テドロス事務局長と中国の関係
日本人は国連に幻想を抱いている人が多いです。私も数か月前までそうでした。
きっかけは、2020年1月から流行した武漢ウイルス(※1)によって、WHOのテドロス事務局長と中国の関係が明るみになったことです。
エチオピアは習近平の掲げる一帯一路の優待性で、中国への債務残高はGDPの59%(2020年6月時点)にも上るそうです。
エチオピア国民にとって、テドロスのやってきたことは迷惑以外の何物でもありませんね。
その手引きをしたのが、当時のエチオピアの保健大臣や外務大臣を歴任していたテドロス事務局長だったのです。
その中国に推される形で、彼はWHOの事務局長の座に就任します。
だから、武漢ウイルスが流行した後も、テドロス事務局長は中国を擁護し続けたのです。
※1 正式名称はCOVID19であるが、著者の藤井厳喜さんは一貫して武漢ウイルスと呼んでいるため、それを継承する。
国連の成り立ち
一言で言うと『反日』です。私は、まさか!と思いました。
そもそも国連という単語は誤訳です。英語では "The United Nations" と書きます。直訳すると連合国です。
もっと言えば、第二次世界大戦の戦勝国による連合国が "The United Nations" です。
以下は引用です。
国連憲章のなかに「The United Nations の敵だった国々(つまり、日本やドイツのことですね)が不穏な動きを見せたと判断した場合には国連に諮ることなく、つまり国連の承認なしにいつでも自由に攻撃を加えてよい」という趣旨の条文が含まれている
私は正直に言いますと、このような条文が存在するという基本的なことも知りませんでした。衝撃でした。
国連に対するそのくだらない幻想をぶっ壊す!
上条当麻さんの名言になぞらえて言ってみましたが、本当にそんな内容になっています。
国連は世界のため、平和のために尽力している素晴らしい機関であると信じていました。
ですが、実態は国連には何もできる能力はなかったのです。
ただの「おしゃべりフォーラム」とはよく言ったものです。そんなことのために、日本は毎年約2億ドルもの拠出を行っているのです。
国連が素晴らしいと思っている方には、まず読んで欲しいと思います。
この本が、そのくだらない幻想を....。